September 07, 2006

ブログのサイトを移転しました。 9/6

<重要なお知らせ>

オフィスのサーバーの移転に伴い、ブログも引っ越しました。

新しいブログのアドレスは  < http://leaps.jp/blog/ > です。

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今後とも、ご愛読くださいますようお願い申し上げます。

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August 31, 2006

バイオエタノール 8/31

 昨日(30日)の日本経済新聞の地方経済面(北海道)に、ホクレンなど「エタノール製造拠点」(来年度、車燃料向け検討)という記事があった。
 規格外小麦などエタノール原料となる安い農産物を使い、車の燃料のガソリンに混ぜて使うという。農水省の2007年度予算の概算要求にプラント設備への補助金が盛り込まれたことから来年度の建設を検討するという。

 世界的にもバイオエタノールは注目されており、ブラジルなどは先進地だという。

 原料として規格外小麦などを使っているにしても、食料自給率40%、飼料自給率が25%の国がやるべきことかどうか?という思いもある。

 農産物の内外価格差などの問題もあり、自給率の問題と一元的に議論できるようなことではないのは理解しているつもりだが、規格外の小麦を飼料として活用する方法はないのだろうか。
 規格外の小麦だけではなく、次の段階として、現在、耕作放棄されている農地にバイオエタノールの原料作物を栽培するという話になると思う。

 日本のように資源を持たない国は、燃料も輸入に頼らざるを得ない。次世代のエネルギーを何から得るかという議論の際に、クリーンエネルギーであるバイオエタノールは有力な候補だ。
 しかし、同様に国内の食料資源も少ない。世界的にみれば餓えに苦しむ人たちが何億人もいる。その人たちの食料にならずに、燃料として使っていいのだろうか?

 現在の価値観は、利便性を求め、大量生産、大量消費、大量廃棄が経済を支えている。今や、すごい田舎に行っても真夜中でもコンビニは明るい光を放ち、営業している。
 一方で、クールビズのムーブメントのように、化石燃料を燃焼させないようにしている。すごく矛盾を感じざるを得ない。

 資源枯渇の問題は目先にあると思う。そのときには、今の経済価値観は通用しない。新たな経済価値、メタ経済の時代になる。

 今はその過渡期なのかもしれない。

 残念ながら、僕は今の経済による利便性の恩恵を受け、今の経済価値観で商売をさせてもらっている。だから、この問題についても答えを得ない。
 ただ、新しい経済の価値観への対応できるよう準備をしていたい。 

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August 30, 2006

収穫感謝祭 8/30

 少し、エントリが遅れてしまったが、先日の日曜日、帯広市で「収穫感謝祭」が開催されたので、家族ともども遊びに行ってきた。この収穫感謝祭は、北海道中小企業家同友会の帯広支部内にある農業経営部会が主催するもので、会員企業の手作りのお祭である。
 参加費は一口2000円(一口で何名でも入場可能)だった。入場時には、大きなビニール袋を渡され、会場内でジャガイモやタマネギを詰め放題できる。また、ダイコンやスィートコーン、地元産の牛肉などの抱えきれないぐらいのお土産がもらえる。
 会場には焼き台が設置されており、自由にバーベキューを楽しむことができる趣向である。会場では格安で牛肉販売もされており、野菜は無料だ。
 当日は好天にも恵まれ、ビールが美味い!
 このお祭には、私の十勝のお客さんや友人が大勢参加されており、楽しむあまり、写真を撮るのを忘れてしまった。
 会場では、私も企画に参加した中藪農園の「十勝こがねのコロッケ」も販売されており、大盛況だった。

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August 21, 2006

環境経営 8/21

 先週末は久しぶりに東京へ出張した。
 暑さには滅法弱い僕は、この時期の東京出張はなるべく避けている。
 大学を卒業して、初めての就職先の任地は茨城県のつくば市だった。大学時代を帯広で過ごした僕はつくばの夏の暑さに閉口し、少ない給料で、窓枠に取り付けるタイプのやたらとうるさいエアコンを購入したのを覚えている。しかし、若さゆえか、暑さに順応するのも早く、2年目からは慣れてしまった。
 しかし、しばらくして北海道に来ると、この気候に慣れてしまって、暑さは恐怖に変わった。

 それはそうと、東京は景気が良いみたいである。北海道は景気ということでは大きく出遅れている。企業も収益を回復し、株価も堅調に上がってきている。地方は置き去りにされているが、日本経済もようやく長いトンネルを抜けたのか?
 僕が大学を卒業したころは、バブルの終焉期で風前のともしびの景気を新入社員として楽しんでいた。景気、不景気の波はあるが、”経済”という確固たる地盤があると思っていた。

 しかし、今は”経済”の地盤の下に”環境”という土台があることを強く感じている。世界中の人が信頼している今の経済観念は、地球が持続的に発展することを前提にしている。大きな気象変化や災害の前には、その経済観念は通用しない。

 特に、今は化石燃料を含めた天然資源の枯渇の危機、中国やインドでの急激な経済発展がもたらす世界的な食料需要の変化、地球温暖化がもたらす農業や漁業への影響・・・・
 数えればキリがないほど、"環境"という土台を揺るがす大問題が起こっている。これらの原因はいずれも、現代の経済観念でいえば、成長であり、その裏側では、地球経済に大きな損失を与えているのだ。

 こわれた環境を修復するのには、莫大な費用と人々の節制が必要になる。それは、現在の経済成長をストップさせることである。

 景気回復で利益を上げている会社は、にわかにCSR(企業の社会的責任)として、環境経営に力をいれてきている。CSRが投資対象となっているファンドもある。CSRが株価に反映されるので、どうしても受けの良さそうな環境貢献になりがちだ。
 本質的だが地味な社会貢献は無視される。

 無視されているものにこそ、本質はある。農村部の復興や農地の生産性の回復など、地方に投資することは大事だと思う。

 農業への株式会社の参入が容認されたものの、実際にはかなり厳しい経営を強いられるという。
 耕作放棄地が増え、荒廃している地方は、地元の人や自治体だけでは支えきれないのは明白である。環境経営の一環として、地方へ投資する企業。そしてそれを受け入れて健全に成長できる地方の基盤が必要だ。

 そのような身近で地道な取り組みが、”環境”を修復することに繋がっていくのだ。

 景気のよさそうな東京を見て思った。

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August 13, 2006

生態系とのバランス 8/12

Imgp3616 北海道でも連日の30℃越えの暑さ。少しでも涼を・・・というわけでは無いが、先週末は十勝、根釧地域に出張に出ました。でも、出張先の根釧地域も暑かった(汗)
 毎週の出張で、先月納車された営業車が1ヶ月も経たないうちに走行距離、3,000kmを突破、来週にでも1ヶ月点検を受けなければ・・・。
 写真は、十勝の放牧酪農家の草地です。ここの牧場では、購入飼料をとことん削減して、自給飼料にこだわっています。ほとんど、自前の草地で生産された牧草で牛を飼っており、草地には化学肥料は一切、施用していないそうです。牧草も掃除刈りなどしていません。でも、立派な牧草(ブルーグラス)が定着しています。
 牛にはほとんどストレスが無く、幸せで健康的なようです。乳量は、集約的に管理している牧場から比べると、さすがにかなり低いようですが、飼料などの購入がほとんど無いため、脅威的な利益率をあげているのではないかとみました。
 放牧地には、歩けばワサワサというぐらい、様々な昆虫が生息しており、牛が糞をしても、あっという間に昆虫が糞をかく乱し、土に戻します。
 これまで、糞の写真をブログに掲載したことはないけど、思い切って掲載します。不快に思う方には申し訳ありません。糞の表面にプツプツとあいている穴は、昆虫が出入りしている穴です。ごらんのように、トウモロコシなどの濃厚飼料の一粒もありません。完全に草だけを食べている糞です。
Imgp3607
 この牧場では、草地面積と乳牛の飼養頭数のバランスがきっちりと取れているので、このように牛、草、土の生態系のバランスがとれているのです。牧場主によれば、この状態になるまで20年もかかったそうです。
 最近では、放牧酪農も少なくなり、一生涯を牛舎で過ごす牛も少なくない。牛乳パックに印刷されている、広い草地でのんびりと草を食んでいる牛は5%ぐらいしかいないそうです。
 草地もなく、全て輸入飼料だけでも牛は飼えます。でも、牛の排せつ物は飼料を生産する外国の草地に戻ることはなく、生態系のバランスはとれません。生態系のバランスが崩れると環境に対する負荷が増加します。この負荷を解消するためには多くの犠牲が生まれると思うのです。
 農業は生態系の中にあることが望ましい姿だと思います。

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August 09, 2006

農業の社会的責任 8/9

 最近、CSR(企業の社会的責任)という言葉を良く聞くようになりました。これまでも、メセナ活動とかいう言われ方で企業の社会貢献活動を評価していましたが、最近のCSRはかなり広い意味を持つようです。投資家も、企業のCSRを高く評価するようになり、経済性、社会適合性、環境適合性のパフォーマンスの高い銘柄(企業)に投資を行なう社会的責任投資(SIR)などといわれており、ファンドなどもあるようです。これからの企業は社会に対してどのような貢献が出来るかということが試されているようです。特に、環境適合性や持続可能性という言葉が、今後のCSRの焦点になりそうです。
 農業経営もCSR的な発想が不可欠です。現在の農業基本等である、「食料・農業・農村基本法」(平成11年施行)では、その理念の中に、「農業の多面的機能の発揮」、「農村の振興」が明記されています。多面的機能の発揮とは、洪水防止、水資源涵養、土壌浸食防止、土砂崩壊防止、有機性廃棄物処理、大気浄化、気候緩和、保健休養などを差し、本来の農業生産活動だけではなく、農地を適切に管理し、農業を持続的に行うことで、多面的な機能を発揮し、国民に大きな利益をもたらすという考え方です。
 以前のエントリにも書きましたが、自然のエネルギーを利用している農業は、循環は当たり前であり、常に持続的でなければならないと思います。農業を営むこと自体が環境に負荷をかけていることを認識し、その上で、農業に課せられた使命をはたすことが社会的責任といえます。だから、耕作放棄地が増えるということは、農村が社会的責任を放棄しているということになるのではないでしょうか?
 もちろん、これは農村だけの問題ではなく、地域も問題として扱わなければならないと思います。

 ちまたでは、来年度から実施される「品目横断的経営安定対策」の話題で持ちきりとなっています。これまでの品目別の価格支持による所得対策から、経営全体に着目して直接払いによる経営安定化策で、デカップリングなどといわれる政策ですが、国際的にも国内農業を保護するための補助のやり方が難しくなってきて、このような政策に行き着いたわけですが、この「品目横断」両輪をなす補助があるのです。

 それは、仮称「農地・水・環境保全向上対策」です。これは、農業の多面的機能を発揮するために、資源や環境の良好な保全と質的向上を図ることを目的としています。この政策の基礎支援として、農家だけによらず、住民が共同体を組んで、生態系の保全や農村景観の維持、耕作放棄地の発生防止などの取り組むことを支援するものです。環境体験学習の場の提供なども含まれます。
 さらに、先進的営農支援として、「農業が本来有する自然循環機能の維持、増進による地域の環境保全に向けた先進的営農活動」があります。具体的には、化学肥料や農薬の大幅使用低減ということがあげられています。これの具体的な技術として、未利用有機性資源の活用による土づくり、局所施肥、総合的病害虫管理があります。

 これからの農業経営には、環境への配慮は不可欠であり、農地の保全や地力の向上による持続可能な農業を積極的に取り入れなければなりません。それが、農業経営の健全性に発展するのだと思います。

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August 04, 2006

小麦の収穫 8/4

Imgp3578 昨日まで、十勝方面に出張していた。昨日は帯広で最高気温が30度を上回る夏日だった。そして、今年の小麦の収穫が始まっていた。



 
Imgp3580






 

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August 01, 2006

ホワイトスイーツフェスタ 8/1

Whitesweetsfesta 昨晩、別海の友人と札幌市内で会食した際に、イベントのチラシを渡された。
 「ホワイトスイーツフェスタin 釧路」。くしろ港まつりの開催に合わせて、実施するこのイベントは、根釧地域の牛乳を使って、釧路、根室管内のお菓子屋さんが自慢のスイーツを出展するというもの。牛乳=白、ということで、根釧地域の牛乳を使った「白いスイーツ」が大集合する。
 企画運営は、別海町のNPO法人協働のまちづくりサービス 「Collabo' B' Space」

日時: 8月5日(土) 10:00~18:00
場所: 釧路市観光国際交流センター


来場者には「ミルメーク」がプレゼントされる。

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July 31, 2006

最北の夏 7/31

Imgp3505 先週末から宗谷地方に行った。稚内には取引先があるものの、なかなか訪問の機会が無く、学生のとき以来、20年ぶりの旅行となった。いつものように車で道北に向かったのだが、道路が走りやすく快適であった。特に、日本海を眺めながらのドライブは爽快だった。驚いたのは、各地にある風力発電の風車。年中、強い風の吹いている道北では、風力発電がさかんだ。
 宗谷では、鋭い経営感覚をお持ちの酪農家を訪問した。
 北海道は素晴らしい自然に恵まれている。この自然と調和し、生かしていく産業の育成が重要である。そのためには、今の経済観から、少し離れたところから見る必要があるのかも。

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July 21, 2006

農業保護 7/21

 今、日本の農政は農業保護政策の大転換の最中である。来年度から始まる「品目横断的対策」もそのひとつである。この対策は、「大豆」や「小麦」、「でんぷん原料馬鈴薯」、「ビート」など、各品目毎に出してきた補助金を改め、品目によらず農業者の所得を財政支出によって補助しようというものである。つまり、作物の価格支持から農業者の所得保障に変わる。所得保障を受けられる農業者も「担い手」に限るというものである。
 これに対してはいろいろな反発もあろうが、現在、行なわれているWTOの農業交渉とも深く関わっている。これまで行なってきた輸入農産物に高い関税を設けて国内価格を維持する「価格支持」の政策が国際的にも強く非難されており、日本はこれを受け入れざるを得ない状況になっている。
 価格支持というのは、農業者の所得を消費者が負担するというものであり、一方、財政支出によって農家所得を直接支持しようとするのは、納税者による農業者の所得支持である。国際的なルールでは納税者負担にもっていくようになっている。
 価格支持政策では、専業であれ兼業であれ、どんな農業者でも内外の価格差を補填するという形で補助金を享受できた。いわゆる補助金の「バラマキ」であった。
 しかし、財政支出だと、農業者を選別し、担い手には手厚く所得を保証するという「選択と集中」になってしまう。そして、農地を保全し、持続的な農業生産を農業者の意思で行なわせようというのだ。
 つまり、農業者はだた作れば良いのではなく、経営体として機能しなくてはならないのだ。これからの農業者には経営者としての資質が強く求められている。
 補助金の問題と農業者の経営体質強化は、現場では別々に論じられていることが多いけれど、実はすべてリンクしていて国際交渉における日本の微妙な立場と国内の農政改革の中で農業者に求められていることを理解しなければならない。その上で、農業者自らの経営をどうするのかが問題だ。

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«地力とは何か~地力とは腐植である。 7/11